衆議院厚生労働委員会から 2011.7/27
http://www.youtube.com/watch?v=DcDs4woeplI&feature=player_embedded
衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」について
参考人:
唐木英明氏. 長瀧重信氏. 児玉龍彦氏. 今中哲二氏. 沢田昭二氏. 明石真言氏
から児玉龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター教授)の冒頭意見陳述。
全編は衆議院TVでご覧になれます。
http://p.tl/7O_N
熱量で広島原爆の29.6個分、ウラン換算では20個分のモノが放出している。
放射線の残存量は1年経過後で原爆なら1000分の1、原発は10分の1
チェルノブイリ事故と同様、原爆数十個分に相当する量と、原爆よりもずっと多量の残存物を放出した。
粒子なので稲わら問題になる。同心円上にならない。
1.
ゲルマニウムカウンターではなく、半導体のイメージングセンサーがたくさん開発されているが、なぜそれを使わないのか?
2.
内部被曝でDNAの二重螺旋を切断する。
DNAは二重螺旋時には非常に安定するが、細胞分裂時に1つに別れ、2つにコピーする。その時が危険。
妊婦の胎児、幼い子供、成長期の増殖の盛んな細胞に対しては、放射線障害は非常な危険を持つ。
大人でも増殖の盛んな細胞に危険。例えば、髪の毛、貧血、腸管上皮脳。
具体例では、1つの遺伝子の異変では、がんは怒らない。
もう1つの要因で起こる。
アルファー線は最も危険。肝臓。
全身をスキャンしても意味はない。集積点を見なければダメ。
昔使っていた造影剤が、20年後に25-30%がん発症した。
『補償問題』と『線引きの問題』と『子供の問題』は、直ちに分けて下さい。
『緊急避難的除染』と『恒久的除染』をはっきり分けて考えて下さい。
雨樋の下の2マイクロシーベルトから0.5マイクロシーベルトまでは除染できる。
が、0.5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しい。
建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されている。
空間線量として存在している。
イタイイタイ病の一例では、カドミウム汚染地域3000haのうち、現在1500ha除染して、8000億円投入されている。
この1000倍なら、一体どれほどの国費の投入が必要となるか?
■国策として4つの提案
1.食品、土壌、水を、日本が持っている最新鋭のイメージング機器などを用いて、抜本的に改善
2.緊急に子供の被曝を減少させるために、新しい法律を制定
手足を縛られて動けないところが
3.土壌汚染を除染する技術を、民間の力を結集
東レ、クリタなどの様々な化学メーカー、放射線除去メーカー、竹中工務店などは放射線除染に様々なノウハウを持っている。
4.現地に除染研究センターを。何十兆円が利権になりかねない。